県人事委:懲戒免職の元教頭、停職処分に変更 /福島

県人事委:懲戒免職の元教頭、停職処分に変更 /福島
2009年3月30日12時2分配信 毎日新聞

 酒気帯び運転で懲戒免職となり、処分の撤回を求めていた会津工業高の元教頭の男性(61)について、県人事委員会は29日までに、「停職12カ月」と裁決した。元教頭は取材に対し「こちらの主張が認められてうれしい」と話した。
 元教頭は07年2月16日、会津若松市内の温泉で午後6時半から翌日午前0時ごろまで飲酒。同日午前11時半ごろ、車で帰宅途中に酒気帯び運転などで検挙され、罰金刑を受けた。県教委は「飲酒運転は原則懲戒免職」という基準に基づいて処分したが、元教頭は飲酒運転の認識がなかったとして県人事委に不服申し立てをしていた。
 県人事委によると、裁決は26日付で、元教頭が裁決を受け入れれば、退職金を受け取れるという。元教頭は「2年は長かったが、ずっと待っていた判断が出てうれしい。支援していただいた方に感謝したい」と話した。【神保圭作、蓬田正志】

3月30日朝刊

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